書評

ソーシャル・ネット経済圏

○ソーシャル・ネット経済圏 ソーシャルネットに関わるビジネス動向を把握するために斜め読みしました。 プラットフォーム、ゲーム、コマース系の最新動向を押さえたく。 今年1月の発刊のものですが、この4ヶ月の間でも市場の様子は急激な変化を遂げているよ…

実践ソーシャル・メディア・マーケティング 戦略・戦術・効果測定の新法則

○実践ソーシャル・メディア・マーケティング 戦略・戦術・効果測定の新法則 ソーシャル・メディアマーケティングの本は気軽にサクサク読めるものが多いですが、本書は比較的硬質に書かれています。 戦略的考え方、戦術の方法が紹介されていて、サクサク本で…

常識破りの組織に変える 33人の否常識

○常識破りの組織に変える 33人の否常識 セス・ゴーディンを始めとする著名人が寄せたエッセイ集。 組織の中で埋もれることから回避することや、革新的なビジネスを生み出すために必要な準備などについて、読みやすい筆致で書かれています。 最近ではU理論な…

案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」

○案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」 クリエイティブディレクターの山本氏による、よい提案を行うための方法の詳説。 著者のバックグランドや書中に取り上げられている内容からも広告関係者を意識したつくりにはなっています…

「心の掃除」の上手い人下手な人

○「心の掃除」の上手い人下手な人 こちらも、以前紹介した長谷部選手の本で紹介されていた斎藤茂太氏の著作。 気持ちをポジティブに切り替えたり、ラクにするTipsで構成されています。 書かれていることは、他の自己啓発書と同じなのですが、読みやすさ、内…

フェイスブックインパクト つながりが変える企業戦略

○フェイスブックインパクト つながりが変える企業戦略 話題になっている本なので、押さえておこうと読んでみました。 (職場近くの本屋では、その後欠本が続いているようです。大人気ですね。) 著者はスケダチ・高広氏、トライバルメディアハウス・池田氏、…

幸せを呼ぶ孤独力

○幸せを呼ぶ孤独力―“淋しさ”を「孤独力」に変える人の共通点 以前にこのブログでも触れた『心を整える』で紹介されていた本です。 基本的には「孤独な時間にこそ見えることがある」という主張です。 結構、深い主張だと思います。 好む好まざるに限らず、単…

そんなんじゃクチコミしないよ。

○そんなんじゃクチコミしないよ。 smashmediaの河野氏が書かれている本で、2008年の刊行です。 まだ、twitter、facebookが日本で台頭する前の話で、ブログによるクチコミマーケティングなどの「成功事例」などが紹介されていた頃のようです。 (僕がこの手の…

Harvard Business Review 2011年 04月号

○Harvard Business Review 2011年 04月号 特集は「ソーシャル・メディア戦略論」です。 前回のJMRXで萩原さんも紹介していた特集で、かなり内容が濃いと思います。 (いつもこんなに一つの特集について盛り沢山だっけ、という印象。) ソーシャル・メディア…

GIANT KILLING

○GIANT KILLING もともと気になってた漫画なのですが、たまたま新しい部署で話題に上ってたので購入。 ・・・結果、即ハマりました。 まだ、5巻までしか読んでいませんが、大人買い決定(笑) サッカー漫画で、弱小チームが成長していく様子を描いている本線は…

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

〇心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 震災以降、心がワサワサと動く感覚がありました。 僕はどちらかというと冷静沈着なほうではないのですが、いつにも増して落ち着かない感じです。 単純な作業や、議論・ミーティングの場はそれでもよいので…

ソーシャルメディアマーケター美咲 新人担当者 美咲の仕事帳

〇ソーシャルメディアマーケター美咲 新人担当者 美咲の仕事帳 ラノベ形式でソーシャルメディアを利用した施策やそれをとりまく「あるある」課題について理解できます。 軽く読める内容とはいえ、僕自身もソーシャルメディアを使った施策に対して誤解(ROIの…

もっと使いこなす!「システム思考」教本

○もっと使いこなす!「システム思考」教本amazonでレコメンされて購入しました。 結構、面白そうな内容でしたので。 表紙は何故かビューティ系の佇まい・・・。 何故なんだろう? さて、内容はビジネス、職場など様々な環境において全体像を把握するために有効…

Journalism1月度号

○Journalism1月号「特集:曲がり角の世論調査」 購入して読んでいなかった特集をようやく読了。 個人的には後半3本が興味深かった。(前半2本は新しさはなかったかなぁ、と。) 世論調査の弱点を補う ネットによる世論観測の試み 萩原 雅之(トランスコスモ…

男の作法

○男の作法たまたま見た雑誌に紹介されていたので読んでみました。 池波正太郎の語りおろしをまとめたもので、昭和56年の作品。 「立ち振る舞いはかくありたい」という視点で衣食住について語っている。 ダンディズムを気取るとかそういう類の話ではなく、述…

戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ

○戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ 小説形式で事業変革のプロセスと要点を学べる、お手軽な本。 ロングセラーでかなり多くの人に読まれているようです。 1990年代にビジネス誌に連載されていた内容をリバイスしているようですが、今のビジ…

働く君に贈る25の言葉

〇働く君に贈る25の言葉東レ経営研究所特別顧問・佐々木常夫氏の著書。 佐々木氏はワークライフバランス(ご当人は「ワークライフマネジメント」を標榜していらっしゃいます)で有名な方です。 ご自身の東レでの企業生活をもとに、後進へのアドバイスを、甥…

ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか

○ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか 大手広告会社(D通?)の京井氏によるソーシャルメディアによる広告・マーケティング論。 非常に優しい、丁寧な、読みやすい本となっています。 構成はスタンダードで、情報量がイ…

ゆるい生き方 〜 ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜

〇ゆるい生き方 〜 ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜 昨日の記事とは異なり、こちらは完全な自己啓発本。 想定読者層は「効率的な仕事のやり方を追求するあまり、プライベートとのON/OFFがつきにくく、ストレスを感じやすい人」。 あー、僕に向…

プロヴォカティブ・シンキング ―面白がる思考

○プロヴォカティブ・シンキング ―面白がる思考 マッキンゼーの山梨氏による著書です。 本書のメインテーマである「プロヴォカティブ・シンキング」は「感動や感情を刺激し、より前向きに、より積極的に、思考・行動すること」を指しています。 ・・・と書くと、…

パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ

○パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ セス・ゴーディンによる1999年発刊の本。 twitter上で以前お薦めされていたので読んでみました。 基本的にはパーミッションマーケティングと土足マーケティングの対比で展開しています。 生活者に個…

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

○コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング ライトノベル感覚でコトラーの提唱するマーケティング理論のエッセンスを紹介しています。 ラノベとしての完成度は・・・ですが、面白かったですよ。 マーケティング理論を学んだこともな…

入門 ウェブ分析論~アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識~

○入門 ウェブ分析論~アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識~ サイト分析をするための基本書を探していたので読んでみました。 非常にわかりやすい内容です。僕自身の課題としてはECサイトの分析ではなかったので、前半部分を中心に読みました。 本…

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

○イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」『マーケティング・リサーチの寺子屋』さんでお薦めされていた本で、早速読んでみました。 表現は平易で比較的読みやすい本なのですが、なかなか読み終わらず、読了までに時間がかかりました。 それは、…

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

○ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である 『小鳥ピヨピヨ』さんで紹介されていたので購読しました。 表紙は女の子がデーンと載っているので、「もしドラに乗っかった自己啓発本なのかな?」という印象(笑) ただ、内容は個性的で、 アルファブロ…

お薦めする本

スキルを後輩に伝えると仮定したときに、薦める本は何か。 ちょっと、まとめてみたいと思います。 基本的には実務家向け。 どメジャー、王道を薦めます。 ただし、すごくやさしい本だけではないので、若干ハードなのも。 一気には読めないので、じっくり時間…

課長の品格―信頼と尊敬を得るための31の方法

○課長の品格―信頼と尊敬を得るための31の方法 タイトルはなんだかよくある自己啓発っぽい平凡な感じなのですが、結構ちゃんとした内容です。 この本は先日中央大学ビジネススクールの公開講座にいったときに引用されていた本です。 著者の梅島氏は在日米軍に…

学習評価の新潮流 (シリーズ行動計量の科学)

○学習評価の新潮流 (シリーズ行動計量の科学) テスト理論とその応用分野に関する基本と最近の動向まで網羅している本です。 植野先生も荘島先生もテスト評価の実務家ですので、かなり実務視点が強い内容となっています。 したがって、「評価」というものに関…

仕事で成長したい5%の日本人へ

○仕事で成長したい5%の日本人へ ブログ「汐留通信」さんで取り上げられていた本。 欧米系コンサルティング会社CVAパートナー今北氏の著書。 僕は本書を読むまで存知あげなかったのですが、著名な方のようですね。 本書は「5%」とちょっと衝撃的なタイト…

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業

○ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業 HBS教授のヤン・ミムン氏がブランドのコモディティ化とそのブレイクスルーについて、わかりやすく語っています。 序盤で筆者が述べているように、決してわかりやすい構成になっているわけではありませ…