自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事

 

 

心が折れそうだから買ったわけではなく、チラ見したときに組織が「疲労状態」のときにどうマネジメントするかが書かれていて「珍しい!」と思ってkindleでポチった。(350円くらいだったのもあり)

 

本書では組織の疲労状態を3段階に分けて考え、2段階目である「疲労状態」のマネジメントを具体的に説明している。

この状態のマネジメントとして「チームの疲労をコントロールする」ことを主眼に具体的に発生しうる事象とその対処・マインドセットを説いている。

 

自分自身も第2段階のチームメンバーであったり、マネジメントを経験したことがある。とても「うまく乗り切れた」と振り返ることはできず、忸怩たる思いが少なからずある。本書でもとりあげられている困難で着手しにくいこと「仕事を切る」ことの難しかしさ(自身の覚悟+調整力+・・・が必要)を肌身をつうじて感じた。

 

それでもこの状態でやるべきこととは、心構えは・・・を本書では新たな視点とともに学ぶことができた。

 

もう少し若手のころにある業種のお客さんから教えてもらったことがある話。

 

売上が好調でトップクラスの販売店があり、そこの責任者は栄転。だが、後任者が実際に引き継いでみると、先行投資・設備投資が一切されておらず、ボロボロの状態。結果、販売店の成績は急落。(「世の中こんな話ばかりだよ・・・」というのはそれからイヤというほど知るわけだが、、、。)

それでも舵取りは迫られる。

 

時間軸とともに状況は変化する。その変化まで組織を維持・好転させていくべきか。メソッドとして知識のストックに入れておいてもよいな、と感じた。