学習評価の新潮流 (シリーズ行動計量の科学)

○学習評価の新潮流 (シリーズ行動計量の科学)


テスト理論とその応用分野に関する基本と最近の動向まで網羅している本です。
植野先生も荘島先生もテスト評価の実務家ですので、かなり実務視点が強い内容となっています。
したがって、「評価」というものに関わる職業の人は役立つ視点が必ずあると思います。


私個人は学生時代に項目反応理論(Item Response Theory, IRT)を勉強していたこともあり、IRTの章は復習としてコンパクトにまとまっているなぁと感じました。
ニューラルテスト理論についても、かなりマーケティングリサーチへの応用としてインスパイアされるものがありました。


また、古典的テスト理論の章の後段にテスト理論家としてのスタンスについて記述されています。
この部分は一読の価値あり。