お薦めする本

スキルを後輩に伝えると仮定したときに、薦める本は何か。
ちょっと、まとめてみたいと思います。


基本的には実務家向け。
どメジャー、王道を薦めます。
ただし、すごくやさしい本だけではないので、若干ハードなのも。
一気には読めないので、じっくり時間かけて読む感じで。
新しい良書も続々出ますから。。。
あくまで僕が読んだ狭い範囲から。


■データリテラシーの超基本

統計でウソをつく法

⇒類書は沢山あるけど、極論、これ一冊で。

その数学が戦略を決める

⇒実務家にはこっちのほうが読みやすい?

ヤバい経済学

⇒これも面白い。

マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)

⇒野球好きはこっち。セイバーメトリクス


■基礎統計
心理統計学の基礎―統合的理解のために (有斐閣アルマ)

⇒抜群に分かりやすい。また、誤った知識も教えていない統計の基礎を理解するための本当の良書。

統計的データ解析のレシピ

⇒これもわかりやすい良書。

入門数理統計学

⇒ちょっと難しいが、伝統的な入門書。押さえておきたい。


マーケティング(総論)

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント

⇒分厚いけど、これも読んでおきたい。暗記なんかする必要ない。一読した後は辞書代わりでいい。読むのと読まないのとでは全然違う。いきなり3.0の前にまずはこっち。

コトラーのマーケティング・コンセプト

マーケティングマネジメントが厳しいなら、せめてこっちは読みたい。


■ブランド

戦略的ブランド・マネジメント

⇒基本。押さえておきたい。

ブランド・エクイティ戦略―競争優位をつくりだす名前、シンボル、スローガン

⇒古典になりつつあるので、早めに読んでおきたい。

図解でわかるブランドマネジメント

⇒特にメーカー以外の人は読んでおくとよいかも。

ブランドコミュニケーションの理論と実際

⇒結構、分析軸のヒントが沢山。

マーケティング ビッグ・ピクチャー

⇒かなり実戦に使える。企画書作成のお供だった時期があります。


■価格・プロモーション

価格・プロモーション戦略―現代のマーケティング戦略〈2〉 (有斐閣アルマ)

⇒わかりやすい。基本が押さえられる。

プロモーション効果分析

⇒プロモーション系分析を実践する上での良書だが、入手が難しくなっている?


■流通(あんまり詳しくない)

カテゴリーマネジメント入門

⇒カテマネなんぞや、っていうレベルならば。

インストア・マーチャンダイジング―製配販コラボレーションによる売場作り


■広告とか(あんまり詳しくない)

なので割愛。


■消費者行動論

戦略的消費者行動論

⇒和書だと基本。

消費者・コミュニケーション戦略―現代のマーケティング戦略〈4〉 (有斐閣アルマ)

⇒やっぱ有斐閣アルマはわかりやすいっすわ。

感情マーケティング―感情と理性の消費者行動

⇒上2つとはちょっと異質。


マーケティング系データ解析

マーケティング・データ解析―Excel/Accessによる (シリーズ・マーケティング・エンジニアリング)

⇒実行環境が整いやすいため、気楽に勉強・実践できる、まさに実務家のための本。

Rによるマーケティング・シミュレーション

MCMC以外は古典的だが一読の価値はあり。

マーケティング・サイエンス

⇒今なお、実務で参考にされる本。

マーケティング・サイエンス入門―市場対応の科学的マネジメント (有斐閣アルマ)

⇒やっぱり、有斐閣アルマは(以下略

マーケティングの統計分析 (シリーズ 統計科学のプラクティス)

⇒途中の式展開が適度に残されているため、じっくり仕組みを読み解くには良書。ややハードル高め?

データマイニング入門

⇒クレ○ンタインとか高いのでデータマイニングができない。そんなあなたにオススメ。わかりやすいし、無料でダウンロードできるデータとプログラムで勉強できちゃう。

購買心理を読み解く統計学―実例で見る心理・調査データ解析28

⇒少しだけ、僕も書いています。おまけに紹介。


マーケティングリサーチ

図解入門ビジネス 最新マーケティング・リサーチがよーくわかる本―市場の因果関係を読み解く (How‐nual Business Guide Book)

⇒実戦的で、網羅性もある良書。辞書代わりに手元においておきたい。

聞き方の技術―リサーチのための調査票作成ガイド―

⇒調査票作成のポイントを復習する意味で。

「定性調査」がわかる本―定性調査の実務に関わるすべての人達に向けて

⇒定性調査に関わる・関わらないに関わらず読むべし。マジ、リサーチ企画書・報告書書くときのレベルが変わります。

課題解決! マーケティング・リサーチ入門

⇒リソースを持っている会社ならば型の取得の強い味方に。持っていなくても、どう手持ちのリソースを展開すべきかのヒントになる。クライアント側は要求すべき水準の理解に。