データアナリストとリサーチャー

「データアナリストとリサーチャーって、どう違うんですか?」

昨日、後輩と飲んでいるときにこう聞かれて、一瞬、言葉に詰まりました。


うーん、どう違うんだろう。


でも、確かに僕の中では使い分けていて、自分はリサーチャーというよりデータアナリストに近いと考えています。
リサーチ会社の人間なんですけどね(笑)


リサーチャーというと、『調査のプロ』というイメージです。
定量にしろ、定性にしろ、調査を企画、設計、実査、集計、分析を進行する人。


一方でデータアナリストは『データ分析のプロ』というイメージ。
データを集計、分析するプロ。ただしそのデータの領域は調査データに限らず、多岐に渡るデータを扱う。


当然、リサーチャーも多彩なデータを扱う場合はありますし、データアナリストだって調査企画・設計もするので、排他的な関係ではないのですが。


僕は所謂、アドホック調査の実地教育の経験は一般的なリサーチャーほどありません。経験値が少ないので、設計⇒実査の部分は自信はさほどなく・・・。


一方でデータベースに蓄積されたデータをハンドリング⇒分析する経験は、今に至るまで一貫して積んできています。
やはり、自身の持っているスキルセットとしては上記定義では「データアナリスト」なのでしょう。


ただ、リサーチャーにせよ、データアナリストであるにせよ、変わらず重要なのは「企画」の部分を実行する力だと思います。
調査・分析結果を提供する相手にとって意味のある、仮説-検証プロセスを構築できるか。
最近はリサーチャーの人、データアナリストの人のお話を両方聞くことが多いですが、共通してこの部分の重要性を皆さん指摘されていますね。


ここを勉強するためには「マーケティングリサーチの寺子屋」さんのこのエントリーの本が参考になると思います。
私もまだ読んでいる途中なのですが、良書です。


今日はここまで。