模倣されにくい「分析力」

最近、ビッグデータとかデータ解析(統計解析含む)が注目を集めていますね。
その分野で生きてきた僕らにとっては、特段驚くべきことではなく、インフラにしたがって取り扱うデータの種類・規模は変わってきましたが、本質は変わらないと思います。
(あ、僕らというのはマーケティングリサーチャーではなく、データアナリストですね。)
同じレベルの話でも、手段が急速に変わってきているので、捌くためのスキルが増えてきているという感じです。


分析力が重要、なんていうことは古来より変わっていないことでしょう。
取り立てて、急に出てきたトピックではありません。


今、新しい技術が出ていているので、今までとはレベルが違う、という方もいらっしゃいますが、
僕はあまりそうは思っていません。
今現在多くで言及されているデータ活用が既存の活用と同じ段階のレベルを精緻化しているものだからです。
同じ段階の精緻化は、短い時間で模倣されうるものであり、先行着手による利益も維持できないことでしょう。


分析力が重要なのはもちろんのこと、データアナリシスのサービスでは簡単には模倣されにくい分析力がお金を稼いでいく上では重要なわけです。
例えば、現在の流れではデータの獲得コストが急速に低くなっているわけですが、その状況下でも取得しにくいデータをコストをかけてとってみることがコアとなり、分析上の価値として貢献するデータサービス、などなど。


大きなデータに対応できるようになっても、提供できるのは横並びレベル、ということにならないように考えたいものです。