JMRXに久々に行ってきた
久々にJMRXに行ってきました。
(急遽、時間を作ることができまして。。。)
そのまとめです。
一部、括弧書きで僕の所感を含んでいます。
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1.ESOMAR日本代表:トークアイ・佐野さんのコメント
ESOMARは個人レベルで加入だった⇒法人会員加入も認めているので加入を、というお話
2.ESOMAR Congress報告:MROC Japan・岸川さんによる報告
※資料は後日、岸川さんのブログ「みんなのMR.com」に掲載予定です。
○冒頭:Congress会場時のビデオ(カッコイイかはともかく、まぁイケてる感を出す努力が伝わる冒頭。)
<お知らせ>
○前回JMRXのキーワード:「GO!GLOBAL」⇒今回「Change」
○MRWikiを作る(詳しくは「みんなのMR.com 9月6日号」)
→一部を出版する予定(スゴイなぁ。。。)
○MRMW開催(13年1月29-31日):アジア初のモバイルリサーチ@マレーシア(モバイルリサーチが加速。。。)
○ESOMAR 3D⇒11月4-6日、ESOMAR Qualitative⇒11月6-8日、ESOMAR2013も色々あり。
○JMRX:レイポインター氏来日。JMAでも。11/27:レイ氏+萩原さんの討論@UDX。(すごい。27はいこう。26はわからん。)
<報告>
○アトランタで9月に開催。
○テーマ「Accelerating Excellence」
○会議ペーパーはトータルで270ユーロDL可能。(一部買う。)
○New MR登場の背景
→定量、定性の限界からMROCやその先へ。
(限界を新ソリューションは真正面から解決しているわけではなく、「(単なる)新しい一手法」に見えるのは僕だけか?)
○MRの聖杯(究極の目標):有効性、正確性、効率性、早く、安く、有効な意思決定に役立つ
→(「データサプライヤー」としては不変のポイント。。。)
○ベストペーパー:Research in a World without Questions@BJ
→過去、ソーシャルメディアデータをもとにしたペルソナ構築事例あるBJ社
→Passive Research(観察、SMデータに基づく分析)の流れ
○ベストメソドロジカルペーパー:モバイルデバイスを通じた感情測定のデモグラ間比較
→スマホの顔認識的な機能を用いて表情に関する物性測定→感情測定?
○リサーチエフェクティブネスペーパー:行動経済学に基づく価格分析?
○ソーシャルリスニング:オンラインサイトのコメントと伝統的な定性調査のコメントを比較
→前者にとってかわるのではなく相互補完的に活用、との発表者コメント
○MROC:MROCの2大派閥→コミュニスペースの大規模、インサイトコンサルティングの小規模
→会議ではインサイトコンサルがハイネケンのMROC事例を報告(ほかにもユニリーバやクラフトが小規模MROCを実施)
→ハイネケンのクラブの感情・文化・経験を探る。デザイナーを入れて実施。(デザイナーの発想の触媒となった?)
→コミュニSは雑誌の活性化案件。300人の女性読者MROC。従来の調査よりリアルに生活を掴めた。(長期大規模の効用だよね。。。)
→フェイス(コークリエーションの会社):Moneytalk 銀行案件でセルフエスノ。ライフイベントヒストリーの追跡。(これってライフコース分析に使えるってことだよね。)
○モバイル:
→車の購入予定者のモバイルリサーチ:実体験毎の入力でコンタクトポイント捕捉精度UP?
→タッチポイント調査:アプリ活用の調査。MESH Experience Tracker。Real-time Expericence Tracking法)
○行動経済学:
→テストマーケティング:モナディックによる選択より、選択モデルの方がベター。現在何を使っているかの視点。
→コンジョイント分析批判:トレードオフ選択は関与度、動機を無視、価格考慮、どれも買わないの導入。
○ニューロ:
→EEGによる測定&アイトラ:
○MR2030
→インサイトをコンセプトに変換する過程に関する問題提起
→UNMETニーズをインサイトとする発表者とSomething that is retrospectively self-evident
→コンセプトのパフォーマンスが悪いとインサイトを殺す(わかる。ようなわからないような。。。)
→リサーチャーがCEOになる時代。(いや、、、流石にないと思うけど。職場歴にはあるかもだが。)
→OTX ipsos:Socialized Research
→MRの将来は消費者に左右される(あたりまえだけど、常に変化という現実は常に意識せねばなるまい。)
→VC:MRとテクノロジーの交差。バーチャルショッピング。
→モバイルVS、AR利用(流行りの先端テクノロジーてんこ盛りだね。。。)
○オンライン購買の分析が重要になる/レイティングパーソナル分析/プライバシー問題の変化
○Dataシンセサイザー
○岸川さん:「それはおかしい、そんなはずがない、それは違っている→改善・改良を考える習慣」(これができる人は少ないし、最重要。)
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○所感
駆け足だったので各報告の詳細で理解できない部分はありましたが、そこはレポートを買って読めばよいだけのことです。読もう自分。
Congressでの報告者は「いかに既得権益を崩すか」を日々考えているプレーヤーでもありますので、既存リサーチの陳腐化を声高に述べて革新の必要性を説くのは当然なわけですが、どんなプレーヤーでも常に変化を捉えることは重要なわけで、そういう思いを新たにさせてくれるご報告だったと思います。
モバイルについては既存調査の限界を克服する手法というよりは、対象者へのリーチの観点からも既存リサーチ手法を継続する上ではマストな課題なのではないかと思います。なので、ビジネスボリュームの観点からも、今回のトピックの中では一番重視されるべきものだと個人的には思った次第です。