publish or perish

最近はTSUTAYAにいく度に、バナナマンのコントDVDを借りています。
昔からコント好きなんですが、バナナマンは本当に完成度が高い。
コントの構成、演技力、申し分ない。


Punch、Kick、Chopの傑作選ライブDVDは魅力が味わえるので、興味のある方は是非。


で、そんなバナナマンPodcastで「バナナムーンGOLD」を配信しているのですが、その中でよく単独ライブについて言及をしています。
彼らは多忙になった今でも、単独ライブにこだわりを持って開催をしているようです。
「自分たちが一番面白いと思うものを出す場」。
そう位置づけて、「やらなきゃよかったな」と思うほど忙しい中でもやり続けている。


バナナマンのコントの完成度の高さはそこからきているのかな、と漠然と思います。
自分の今考えている面白いことを世に問い続けるということは、それだけ「反響」を得るということにつながるでしょう。
賛辞の場合もあれば、酷評の場合もある。
それを受け止めながら、次のライブに取り組む。
アウトプットをし、それを糧にして、進化していく。


全然違う文脈なんですけど、統計解析のセクションにいたときに社内の論文的なレポートを自主的に書いたことがありました。
そのときの上司から
「いいことだね。研究者の世界はpublish or perish だからね。」
というニュアンスの言葉を貰いました。


「ぱ、ぱぶ・・・なんですか?」
英語はホント苦手なんで、何を仰っているか最初は分からなかったのですが、「publish(論文を書く)か、さもなくばperish(消えろ)」という結構過激な言葉です。
アカデミックの世界で使われる言葉で、それだけアウトプットにこだわることが己のキャリアの上で重要であるということのようです。


アカデミックとは全く違う世界なんですが、バナナマンの単独ライブをやり続ける姿勢って「publish or perish」を地でいっていると思うんですね。
だからクオリティが高いし、惹きつけられる。
継続して、世に問うて、進化する。
学ぶ所がすごくあるなぁ、と思うのです。


今日はここまで。