リサーチ予算の適正って・・・

○広告市場とリサーチ市場と居酒屋での会話から考える生活者と企業の関係


なかなかドヤ顔感があふれる記事であまのじゃくな僕には受け入れがたいのですが、2、3日後には各社の営業さんがさも自分の言葉のように使いこなすことが目に浮かんで微笑ましくもあります。


さて、リサーチ予算の適正さについてですが、

こうした数字だけで見ると、企業はまだまだ話しすぎで、もっともっと生活者の話を聞くべきだと感じます。せめてEarnedMediaと呼ばれるソーシャルメディアでは「聞く5:話す5」ぐらいの割合にするべきですね。


なんていう論理性もない言葉で納得されるのは事業会社の方では一人もいらっしゃらないのではないかと思います。
広告効果測定の必要性が叫ばれてしばらくたっている今でも、各種広告の影響力が「ない」わけではありません。
それは販売に確実に影響を及ぼしています。(新製品であれば必ずですし、既存ブランドでもしかりです。効果のトレンドはいろいろあると思いますが。)


その売りにつながる投資を減らして、リサーチに投資つけることで、具体的にどのような効果が出て、しかるのちに「販売・収益」にどう貢献していくのか。


この点について、クライアントに可能性の一端でも示すような情報を提供できなければ、現状のリサーチ予算の確保すらままならないでしょう。


なんというか、キャッチーではありますが、リサーチ会社のオピニオンで括られてしまうと気分がモヤモヤしてしまいます。。。