マルチデバイス

○スマートフォン対応は本当に急ぐべき?マルチデバイス時代でも通用するデータ・ドリブン・マーケティング


こちらのMerkezineさんの記事はオンラインマーケティングのマルチデバイス対応について述べられています。


この話はオンラインマーケティングだけではなく、オンラインリサーチにおいても、よく問われる話題でもあります。
(ちなみに昨年公開の「AskSmart.ly」はスマホアプリであり、マルチデバイスへの対応ではありません。これはまた別の魅力があるのですが。)


最近は「脱asking」にも似た流れがHotになりつつありますが、まだ主流はWebアンケートです。また、マーケティング指標の監査領域においてはおそらくこれからもその果たす機能は大きいと思われます。
(「インサイト」抽出のみがマーケティングリサーチに非ず。)


そんな中でいかに調査モニターさんがアンケートに答える環境を整えるか、そのために何が必要かを考えたときに、スマートフォン対応は想定に入るところでしょう。
モニターさんが調査をする間口を広くあけて、できるだけ調査に協力してもらいたいわけです。


実際、スマートフォンの普及速度は目覚しく、2010年初に各調査機関がプレスリリースしたスマホ市場規模予測は、ほとんどunderestimateしていたと記憶しています。
まだPCによるWebリサーチにただちに代替するほどの規模ではない一方で、今後のWeb調査環境の先を読む上では無視はできない動きといえます。


スマートフォンで既存のアンケートを実現する場合は、デバイスの違い(入力方法、画面など)が回答に及ぼす影響についても検討する必要があります。
一番直近でシフトが起こりそうな課題については、そろそろ始めていくべきかもしれませんね。


また、スマートフォンの持つ機能(バーコードスキャニング、GPS)をリサーチに活用できる。
そういう声もありますが、僕自身はいまいちピンときていません。
面白いとは思いますが、ビジネスとして成立しうるかはまた別の問題。
シーズベースではなく、より受容性ベースでの検討が必要でしょう。


今日はここまで。