AMOSから教わった

仕事で構造方程式モデリングSEM)を使うので、AMOS(ソフトウェア)を久々に使いました。


AMOSはパス図を書くことでモデルを構成できることが魅力ですが*1、多彩なモデルを記述できることに大きなメリットがあります。
感覚的にわかりやすく、かつ色々な表現ができる優れたSEMのソフトウェアです。


今回は多母集団同時解析を行っていたのですが、どうも識別されるはずのモデルが識別されない事態になりました。

あれぇ?色々みても変なパス引いてないしなぁ。
で、小一時間迷っていると・・・。
あれ?同じ表記のパラメータが複数ある・・・。


今のAMOSでは、多母集団同時解析を行う上で制約をかけやすいように、パラメータの記述を自動で行うことができます。
僕は勝手に排他的につけてくれると思っていたのですが、何回か試行錯誤するうちに同じ名称でパラメータをAMOSがつけてしまったようなのです。
変数が多かったためか、色々と中途半端なカスタマイズをしたからなのか・・・。


AMOSは、かけるべき制約に関するアラートなどを的確に、わかりやすく出してくれるソフトウェアなので、知らず知らずのうちに信頼をおいてしまっていました。
いやー、どんな状況でも、いつも排他的にキレイにパラメータを記述してくれるわけないよなーと、改めて。


ちょっと前までは、自分でせこせこと制約を書いていたわけで。
いくらソフトウェアが自動でやってくれる世の中でも、しっかりチェックの目を光らせないとなぁと改めて思った次第です。


今日はここまで。

*1:EQSもグラフィカルな表現で構成可能