生き方

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと


フィード登録させていただいているブログで先日紹介されていたので読んでみました。


京セラ創業者の稲森氏の著作です。
パラパラとめくってみると、「魂を磨く」など宗教的な記述が多く、なんとなく最初は抵抗感がありました。(ちなみに稲森氏自身が仏門に入られていることが、表現に大きく関係しているんですね)
ただ、読んでいくうちに「なるほど」と納得させられたり、自分自身の「仕事の向き合い方」を考えさせられることが多い内容でした。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

など、僕自身の少ない社会人経験の中でも「そういわれるとそうだなぁ」と思い当たる部分が多いです。


稲森氏自身の凄まじいまでの「精進」は、なかなか真似できるものではないと思います。
書中で「手の切れるような」クオリティまで高める、という表現がされているのですが、そこに至るまでの錯誤や成し遂げていくまでの強い意志は尋常ではない努力に支えられているはずです。
そうした努力自体が「魂を磨いていく」という氏の主張は、なかなか私のような凡人には実行が難しいように思います。
とはいえ、そうした考えのカケラでも実践していくことが、今よりパフォーマンスを高めることに繋がるのでしょう。


本書はサクっと読めてしまうのですが、ここ2週間ぐらいパラパラと読み返しています。
なんとなく、一回で読んでしまうにはもったいないように感じたのです。