選ばれるプロフェッショナル

選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること

選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること


以前に読んだ本で紹介されていた本で、しばらく読めずにいました。
たまたま、ブックオフで見つけて、即購入。


事業会社の外の人間として、プロフェッショナルとしてどうあるべきかについて書かれています。
僕自身決して優秀なプロとしての自信があるわけではないし、努力の日々なわけですが、その経験則と照らし合わせても「ハッ」とさせられるところが多く、さらに顧客へ接近する際の「方向性」を学ぶことができるように思います。


本書で書かれているプロフェッショナルとしての要件は本質的で、かつ広範囲であり、一朝一夕では身に付くものではありません。
それでいて、日々努力していれば身に付く訳でもなく、「方向性」を見定めつつ、常に思考しなければ体得できない内容といえます。
したがって、本書を読んだからといってプロフェッショナルに近づけるわけではありませんが、そこに向かって成長していく足がかりにはなるはずです。


僕の領域であるマーケティングリサーチャーはエキスパートとしての機能が従来は求められていました。
しかし、ここ数年で急速に広範囲をカバーしていく力を身につけていくことが社内外で求められています。
その力は今までの延長線上にはないと個人的には考えています。
より厳しい市場環境で力を発揮していくには、道標が必要でしょう。
本書を読み返すことで、その時々の道標を感じ取る事ができるように思います。


オススメです。