リーダーの育成

中央大学ビジネススクール公開講座に行ってきました。


twitter上で情報が流れてたので、ふらっと。
中央大学の後楽園キャンパスが会場だったのですが、キレイなところでした。
設備もしっかりしてるし、勉強しやすそう。


さて、公開講座の内容は「リーダーの育成とビジネススクールでの学び」。
人的資源のマネジメントに絡めて、ビジネススクールで学ぶ意義をアピールした、といったところでしょうか。

とはいえ、単なるPRだけでなく、リーダーシップに関する講座は非常に面白いものでした。

いくつかまとめると・・・

・金額をベースにした経営管理は「テニスの試合を点数表だけを見て楽しむようなもの」
・キャリアラダー:自分自身が仕事するステージ→部下を使って仕事するステージ→組織を使って仕事するステージ
 ⇒ステージ内は熟達を通じて成長するが、その延長線では次のステージにあがることは困難。転換が必要。
 ⇒修羅場の存在とOJTが転換を安定して行うカギ。
・IT化とグローバル化によりOJTの中心であるキャリアラダーの中間層が減少。
・管理者はハードスキルだけでなく、ソフトスキルが重要。
・思考の枠を開発する⇒固定観念からの会報
・課題解決のための思考にオルタナティヴを持つ


今回、一番ハッと気づかされたのは、スキルの熟達の延長線上にキャリアラダーのUPはないということ。
転換をするための「学び」が必要であるということですね。


よく「立場が人を作る」という言葉がありますが、これは転換に成功した例でしょう。
ですが、転換の成功率やクオリティは安定しないことが多い。
組織としての水準を高めるには、転換をするときの学びの体制を整えることが重要なのでしょう。


そのキーとしては、ソフトスキル(交渉力、洞察力、企画力、創造力、コミュニケーション力)の伝授を仕組み化することなのかなぁ、と思いました。


今日はここまで。