おとなの進路教室。

おとなの進路教室。

おとなの進路教室。


先週から風邪を引きずりながら諸々タスクをこなしていたら、心身ともに疲労状態になってしまいまして。
なんか軽い読み物を読みたいなぁということで手に取ってみました。
Bookoffで買ったのですが、最近文庫版が出たみたいですね。


で、読み始めると、結構ズシンと響くことが書かれているんですね。
仕事に対する姿勢とか、生き方とか。
エッセイ的な文章で言葉が紡がれているのでトーンは優しいのですが、ほぼ確実に自分に問い返すこととなるので、疲れている状態のときにはちょっとしんどかったです(笑
でも、自分の深い部分にちょこっと触れてくるということは、時々はやったほうがいいと思うので。


「勉強」についての話が僕自身は結構キツくて(グサりと刺さる部分があり)、『「勉強」すれば理想に近づける』のような一種の幻想を持つことで目の前にある仕事をおろそかにしていないか、という問いかけをせざるを得ません。
新しいことや不確定なことが多い状況ではとくに「学習」に安定性を求めてしまうところがあるんですが、自ら仕掛けることに鈍りが生じるようでは、本質を外しているんじゃないか。あるいは、いつまでたっても、結果を積み上げていけないんじゃないか。


本書はそうした日常してしまいがちな「言い訳」や「躊躇」や「ブレ」について、共感と心構えを作るにあたってのヒントを提示してくれるような気がします。