お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ
お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ (PHP文庫)
- 作者: 糸井重里,邱永漢
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 文庫
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糸井重里と邱永漢の対談です。
僕は邱永漢を知らなかったのですが、その背景を知らずとも本対談を見ると、人物の大きさを感じることができます。
本書のタイトルは僕にも当てはまっていて、「あ、そうか、そういうことなのか」という気づきが得られるところ多数でした。
生きる上で欠かせないものであり、支配されるものでもなく、自分が生きる上での付き合い方を学ぶこと。
そういうことが対話の中で読み取れるのですが、一般に抱きがちな幻想や誤解を取り上げながら、楽しく読む事ができます。
(あっと言う間に読む事ができる本ですね。)
数カ所、糸井さんと邱さんの会話についていけないところ(僕の経験の範囲では共鳴を得るには至らなかったところ)がありましたが、もっと早いうちに手に取っておけばよかったなぁ、と思いました。
まだネットの普及も萌芽期である2001年の作ですので、ソーシャルメディアも普及する2011年に二人は何の言葉を交わすのか是非聞いてみたいものです。