JMRAカンファレンス

JMRAカンファレンスに行ってきました。
業務の都合で午後からの参加でしたが。。。


聴いたのはリサーチ各社の研究報告とパネルディスカッションです。


リサーチ各社の報告は基本的には解釈があまり深くされておらず、そのアプローチによるメリットがあまり明示的でなかったかなぁ、と思います。
(各社ともビジネスとして外部公表できる部分・できない部分があるでしょうから仕方ないのですが。)
サーベイリサーチセンターさんからは被災地調査が報告されており、伝統的な手法だからこそできることを再認識しました。
ここは聴いてよかったなぁ、と。


パネルディスカッションはトランスコスモス・萩原さんの司会のもと、インテージ・村上さん・グーグル・小林さんがリサーチ会社、クライアント側から話題提供→ディスカッションという流れでした。


村上さんも小林さんも、MK活動のPDCAサイクルを廻す上でのデータプラットフォームの必要性を説かれていました。
プランの見直し、アクションの修正を行うために、監査データは必要なわけですので、当然とも言えますね。
ここにおいて、現状はPOSであったり、スキャンパネルであったり、アンケートがあり、そこにソーシャルメディアデータであったり、新しいデータが寄与しうるのか。(また、小林さんからはシングルソースデータへの期待も垣間見えましたね。過去のニールセン・アポロプロジェクトや野村総研インサイトシグナルの話も出ていました。)


いずれにしても、顧客のMK活動のプロセスの○○に寄与するということを明示できるような状態にすることが、新規データ活用の必要条件だよなぁ、と改めて思いました(各社の研究発表と合わせて考えても。)


あと、村上さんが書いていた(気がする)「PDCAを支えていくプレーヤー」と「領域特化しているプレーヤー」の二分化という話は、その以前に淘汰が起こるという前提だと思います。
ここ1年の各社の動きを見ると、既に動きはじめているのかなぁ、と感じました。


今日はここまで。