部分最適と全体最適

○「これからはFacebook」や「シナジー」は戦略ではない。優れた戦略ストーリーの起承転結とは?


以前から気になっていて未読の本のひとつに「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件」があります。
積読が多くて、なかなか購入できないのですが、上司や他のリサーチャーの方からもお勧めされている本です。


上述の記事はその著者の講演のエッセンスをまとめたものなのですが、「ストーリー」の話は部分最適全体最適の話なのだなぁ、と感じました。


結構、我々のレポーティングは特定のMK戦術に特化して行われることが多いので、ついつい部分最適の視点で展開しがちです。
当然、全体最適の視点も持ち合わせたいところなのですが、リサーチャーネイティブの人はある程度の経験や顧客との関係性を構築できていない場合はなにが全体最適なのかについて働かせるカンが存在しにくいといえます。
(この点、業界外、特に事業会社や戦略コンサルの経験がある人はカンが働く素養を持ち合わせているように思います。)


この問題について、いかに「あがく」ことができるかが重要だと感じます。
リサーチャーの領域を超えるということではなく、データサプライヤーに徹する場合でも同様でしょう。


今日はここまで。