エシカル消費

○エシカル消費が自己表現?の呪縛から逃れるための条件


先日のJACSでも講演を行ったドイツ日本研究所のフローリアン・コールバッハ氏の論説です。


個人的には「エシカル消費」には以下と同様の印象を抱いていました。

ある人がエシカルを基準に商品を選択する時、そこにあるのは本当に正義なのか、自己満足なのか、あるいは「良い行いをしているワタシ」という自己表現ツール化なのか。一方で社会の中に、そこに偽善的な匂いを感じる空気が残る可能性はないのか…消費の対象であるからには、その疑念はどこまでも残ることになる。


個々人のポリシーのレベルから、より一般的な当たり前である消費意識に方向づける場合は、意識を変容させるのではなく、プラクティカルに進めていくことが効果的なように思います。