納得のできる文章展開は難しい
へぇ、クロレッツがシェア伸ばしてるんですねぇ。
ただし、特定チェーンでのコンビニの話。
見出しと根拠となるデータには要注意です。
他のチェーンもそうなのか、他の業態でもそうなのかは、このデータからはなんとも言えないですね。
ここらへんはまぁ、基本ですが、次の文章も気になります。
なぜクロレッツの売り上げが伸びたのか? 筆者はクロレッツがイメージ向上戦略(ブランディング)に成功したことが要因と考えている。
ほう。確かにプロダクト面では色々新しい試みをしていましたからねぇ。
この新商品のヒットによって、「新しい商品」「カッコイイ」というイメージがクロレッツブランドに加わり、ブランド価値も上がったのである。
へぇ、その可能性はありますよね。
是非、エビデンスのデータを見たいものです。
でも、本当にプロダクト周りだけなんでしょうか?
競合も同じような方向性でプロダクト作って、コミュニケーションしていますが。
クロレッツのほうが先行していたのでしたっけ?
紙幅の都合、出せないデータもある、キャッチーに書く必要性などは共感できます。
ただ、その範囲内でもう少し気を使った文章だともっと腑に落ちると思うんですよね。
最近は、データに密接に関係した職種以外でも数字の解釈に対するリテラシーが高まってきているように感じます。
そのような時代には、書き手としても気をつけていきたいなぁ、と改めて痛感する次第です。