変化

○“変化”を好む人、嫌う人の違いとは?


ちきりんさんの記事なんですが、この内容については僕も逡巡し続けていて、あんまり答えがでていません。


『変化を楽しめる、恐れない』ということが強みになることは「あぁ、その通りだなぁ」と思うわけですが、実際に変化に富んだ道を選択すべきかどうかはまた別の話かなぁと思っています。


社会人にとって大きな変化といえば職に関することで、特に20代から30代前半にかけては『変化の経験』を積むかのように転職の選択をとる場合もあります。
もちろん、収入・スキルアップの面で奏功するケースも多いですが、一方で明らかにあまり上手い転職ではなかったケースも散見されます。


後者の場合もひとつの『変化の経験』ではあるわけですが、変化につきまとうのは現状獲得している利益を失うことにあります。
それに執着することは社会人としての頑健性においてはあまりよろしいことではないのでしょうが、若いウチの成長の機会を失うことにもつながる可能性もあるわけですね。


結果として、どう転ぶかは『変化の選択の賢さ』にある程度依存するのだと思います。
当たり前ですが、いくら若いからといって『変化のための変化』をとることは、あまり賢い選択とも思えない気がするのです。


世間の論者の多くは『変化』の重要性と説く一方で、『変化をしない』(実際にはしているのだが、一般的に変化と捉えられいないドラスティックでない変化をしている)ことで自身の市場価値を高めている人も存在していることを忘れてはならないでしょう。


その上で、自身の今の土壌を評価して、変化を選択していくのが、理想的、ではあるのでしょうね。


今日はここまで。