対立構造ではなく共同作業なんだよ

以下二つのブログ記事がTL上を流れてきて、ふとタイトルのようなことを感じました。


○真っ赤な論文原稿が指導教員から帰って来たら?


○Don't take it personally


僕はどちらかといえば、注意とかアドバイスをもらうと「ありがたやありがたや」と受け取ってしまう素直な子(笑)なんですが、反感をかんじたり、沸々と思い悩んだりする人ももちろんいます。


内省するタイプなのか/そうじゃないのかなどの「受ける側」の要因と、アドバイスする側の立場や物言いなどの「発信側」の要因が交差してアドバイスの受容がなされるわけですが、いずれにしても、改善を目的としたフィードバック自体はありがたいものです。


多くの場合、受ける側がフィードバックを受けた後の行動に、成長や改善のカギがあるように思います。
この場合、(聞き流すにせよ、受け止めるにせよ)改善を目的としたフィードバックに対しては、対立の構造で向き合うのではなく、フィードバックの力を利用するのが良いと思います。
まぁ、受け手がガチガチに考え方や気構えができている年齢になっている場合はともかく、若いウチは年長者や熟達者の指摘が(長期的視点では)糧になることが多いです。
フィードバックを受け止めても、自らの思考が殺されるわけでもないわけですから、ラクだし、タメになるように思います。
対立構造ではなく、発信・受信側が受信側の改善を共同作業するようなイメージでとらえるとよいでしょうね。


一方で、フィードバックを与える側としては、全てのフィードバック対象がポジティブな改善をするわけではないことを認識することも重要です。
とはいえ、伝え方の問題で改善が阻害されるのは少し悲しい気もしますので、「Don't take it personally」を理解してもらえるようなコミュニケーションをすることは大切なのかもしれませんね。
空気を読む文化では、少し気持ち悪いスタイルかもしれませんが、そういうことも重要な時代になっているようにも思います。


今日はここまで。