大学受験とその先

asahi.comを見ていたら、大学受験の記事が多くなりましたね。
年明けたら、センター試験も始まります。


自分の大学受験を思い返すと、安直に受験先を決めていたなぁ、と思います。


高校時代、文系であることは間違いなかったのですが、あまり興味がある先攻がなかったのですよね。
そのなかで当時、臨床心理学が流行っていて、なんとなくその方面に進もうかなぁ、と思ったぐらいです。
文学とか経営とかピンとこなかったんですよね。

あと、勉強範囲が広いと大変なので、3教科の私大受験に絞りました。
当時から面倒くさがりだったんですね。

で、実際受けてみるとなると、心理学科ってどこも倍率が高くて難しいことがわかってきました。
当時は暗記を中心にしたあまり賢くない勉強方法で、模試を受けてもなかなか合格率が高くならなかった記憶があります。
ヤバいヤバいと思いながら、本番を迎えました。


案の上、第一志望、第二志望はあっさり落ちてしまって、第三志望、第四志望に運良くひっかかり、大学の知名度が高い第四志望に行くことにしました(就職氷河期が真っただ中だった記憶があり、そこに対する保険、と当時は考えていたのだと思います)。


その後、心理学を勉強しはじめるのですが、臨床心理学が自分にはあまり向いていないことにあっさり気づきます。
精神的なタフネスが臨床家には必要だと思ったんですね。
ああ、これは無理だ。


で、就職でのアピールにつながるかと、心理統計学を真面目に勉強しはじめます。
指導教授が当該の分野で著名であり、熱心な指導をされる方だったこともラッキーでした。
その途中で、マーケティングデータ解析なる分野があることを知り、「これ、もしかしたら向いているし、ご飯食べていく力になるかも」と考えて、そっちの世界に興味を持つことになります。


今の道が最前の道なのかはまぁわかりませんが、大学受験で第一志望や第二志望に行っていたら確実にこの職業にはついていないんだろうなぁ、と思います。


重要なのは、行く先々で誰と出会うか、ということなのではないかと思います。