「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない

「怒り」のマネジメント術　できる人ほどイライラしない (朝日新書)

「怒り」の感情をコントロールするアンガー・マネジメントについて、やさしく説かれた本です。

以前紹介した「怒らないこと」が仏教の考え方に基づいていたのに対して、こちらは科学的（心理学的）なアプローチを中心に怒りのメカニズム、デメリット、コントロールの仕方を説明しています。

コントロールの仕方のアナロジーとして「対症療法」と「体質改善」を使っており、短期的・中長期的な怒りとの付き合い方を学ぶことができます。

まぁ、一番難しいのは実践をし続けることですね。
僕自身の近くにいる信頼できる、優秀な方々も意識的or無意識的に怒りの感情をコントロールしていると改めて感じられます。
以前は加齢と共に自然に感情が落ち着くのかなぁ、と思っていましたが、ご自身の様々な経験に基づいて「鍛えられてきた」のだと本書を通じて感じました。

感情的になりやすい方は一読の価値があると思います。