インターンの是非に関する心変わり

以前のブログでこんなことを書きました。


データ解析を主なスキルとしたい人はインターンするのはよく考えたほうがいいよ、という内容です。
基本的に「よく考える」ことには変わりないのですが、当時と比べて少し変節した所もあります。

10年先までの成長を考えたときに、土台を築く時間を削ることは有益だとは思いません。
ですので、「時間」の使い方をよく考えて、インターンなどへの参加も考えて欲しいと思います。
インターンで得られる経験の多くは、いずれ企業に就職する場合は否応無く経験します)


最後の一文、括弧書きにしていますが、否応無く経験する範囲は必ずしも網羅性があるわけではありません。
比較的、分業化が進んでいる大手ほど、です。
結果として「ビジネス感覚」「計数感覚」「コスト感覚」などが肌で感じることが難しいために、思考が「会社にとって役に立ちにくい」方向に向くことがあるように思います。
これは僕自身の過去に、そして未だに引きずっているスネの傷でもあります。


インターンにいけば解決するかというと決してそうではありません。
機会を生かすも殺すも自分次第なので。
ただ、真剣にやれば、そして受け入れ先が真剣にインターンを受け入れてくれるほど、ビジネス勘のタネを自分の中に持つことができるのではないかと思います。
(受ける学生さんは、受け入れ先の会社を「なんとなく」で選んではならない。勘でもまずい。「何が得られるか」を考えたほうがいい。定点的にそれが獲得できているかを評価したほうがいい。)
そして、それはデータアナリストとして実務で腕をふるう際にも重要になる視点です。


いずれにしても、やるなら全力で、同時にバランスよく色々吸収するのがよいでしょう。
ご飯もそうですが、「ばっかり食べ」はよくありませんね。