怒らないこと―役立つ初期仏教法話

怒らないこと―役立つ初期仏教法話


スリランカ仏教の長老が著者とのことで、結構売れている本らしいです。
基本的には仏教の法話で、「怒り」のもたらす悪影響について言及した後に、その治め方をわかりやすい言葉で教えてくれます。


仏教とはいうものの、科学的な視点との整合性もあります。
「怒りが体を破壊する」という言及については、生理学でのタイプA行動(攻撃的な性格が心疾患や生活習慣病の罹患に影響する)につながります。
また、臨床心理学の一部手法と通じる部分も多いですね。ここら辺は禅との関連性なども影響しているのでしょうか?
他にも、仏教の思想って合理思考なんだなぁ、など色々と気づくことも多いです。


僕個人はかなりタイプA性格で、本書の内容がグサグサ刺さりました。
このままじゃいかんなぁ・・・。


たびたび読み返したい本です。