SAS、銀行向けデータ統合ソリューションを提供開始
企業内に散在するデータを、国内外の数多くの銀行システム導入で培ったノウハウを盛り込んだデータモデルである「SAS Banking Detail Data Store (DDS)」に統合することにより、データの管理コストを削減する。
データの統合管理は時間的、人的コストが非常にかかります。
海外で先験的な事例を多くもっている企業にお任せしたいというニーズはありますよね。
加えて、
また、DDSは市場リスク、信用リスク、オペリスクなど多くのリスク管理システムのほか、マネーロンダリング対策に代表されるコンプライアンスシステムや、イベントベースドマーケティング(EBM)に代表されるマーケティングシステムにも対応する。
ここはSASさんの真骨頂のはずですから、競合に対しての強みなのではないかな、と思います。
ちなみにマネーロンダリング対策のSASさんのソリューションは既に国内銀行でも採用されているとのことですね。
〇りそなグループ、SASのマネーロンダリング対策ソリューションを採用
りそなグループのほかにも三菱東京UFJにも導入実績があるようです。
同ソリューションは、欧米アジア各国での導入経験にもとづくノウハウをベースとしたデータモデルや、サンプルシナリオのロジックがすべてオープンになっている点が特長、法規制の変更や行内の態勢変更などにも柔軟に対応できるという。また、大量データの高速処理に定評のあるSASの基盤技術を活用することで、アンチマネーロンダリング業務に必要となる日々の膨大な取引データ処理の高速化を実現したとしている。
先行事例の多様さ・豊富さ、ロジックがオープンなことでローカルにも最適化できる点、特徴的な強みである分析システムがアピールポイントなようですね。
今後の動向も把握したいですね。