MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ


仕事で「MaaS」という言葉をよく耳にするようになった。


あまり調べもせずに「ウーバーとか、ああいうのでしょ?」と適当な理解でいたのだけど、本書がちょうど出ていたので「ちゃんと理解をしとこう」と手にとる(正確に言うとkindleでポチる)。


本書では0~4段階のMaaSレベル定義(スウェーデンのチームが提唱)を先に提示した上で、先進的にMaaSが進んでいる国の事例や国内動向を広く紹介している。
上述の自分の理解はここでいうMaaSでもなんでもなく、レベルでは0に相当するもの。


情報が統合されるレベル1、予約・支払が統合されるレベル2、提供するサービスが統合されるレベル3、社会全体目標が統合されるレベル4。
日本ではままだレベル1が、進んでいる国ところではレベル3に達している、とのこと。
レベル3の段階では各サービスが統合される≒サブスクリプションサービス化されているということで、この世界になると移動体の「利用」の便益が所有を大きく上回ってくると思う。(とはいえ、所有をする喜びはそれはそれで存在はするはず。)


各国の背景や政府の動き、クルマ生産国であるか否かなど、個別事情がMaaSレベルの移行スピードには大きく影響しそうではある。


ただ、日本を含めて移動体の「所有」「利用」が大きく変わりうる戸口にいることは間違いなく、変わらなかったら変わらなかったで・・・かなりマズイよな・・・と・・・。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

ビル・ゲイツが昨年選んだ本のひとつにあったので興味はあった。
https://gigazine.net/news/20181205-bill-gates-best-books-2018/


洋書ね・・・、うーん積読も多いなかツライなぁ、ということで手が出ずにいたのだが、
1月ど頭から訳書がkindleで読めるということでポチった。


著者の名前は「どっかで聞いたことあるなぁ」とか思っていたら、あぁTEDですごいビジュアライゼーションで話題になった人かと読みはじめて思いだす。


本書は、個人の知識によらず、強力に人々の判断を支配する、10の思い込み(本能)を定義し、データと事例に基づいて紹介していく。
著者は公衆衛生学者でフィールドワーカーであり、その生々しい事例に引き込まれるし、10の本能からいかに人々が逃れられないかをこれでもかと思い知らさせる。


とはいえ、各思い込みに対抗する上でのヒントをマインドセットや行動の形で提示していくれている。
救いだ。良書だ。


では、このヒントを実践すれば・・・と短絡的にいかない。この実践はなかなかにハードルが高い。


「データを集め、可視化をする。」


集めやすいデータを可視化するのは容易(それでも「メンドウだ」と思う己とは戦わなければならない)だが、集めにくいデータを集めるのは、適切なタイミングでそれなりの「仕掛け」を作らなければならない。それには準備が必要である。ノウハウも必要である。


だからこそ、本書の重要性は高まる。(とくにデータに携わる仕事の人々には)
データを集め、事実に接近していくことの重要性に気づくことで、どう「工夫」をするかに思考は張り巡らすようになる。
そして、バイアスにとらわれず検証課題を設定できるか、にもかかわる。


あと、人間生きていると色々とパニックになることも多い。このときに状況を冷静に見つめるための視座を獲得できる点でもよい。


今の自分が読んで得られるものと、もう少し前の自分が読んで得られただろうものと、これから先の自分が読みかえして得られるものが結構違うのだろうな・・・と思って読了した。

昨年(2017)見た映画

備忘録として、映画館で見たものを。
なんだかんだで5本くらい見れた(育児しながらの隙間で)。


ラ・ラ・ランド
多幸感溢れる序盤から、終盤のなんともいえない切なさを味わった。
それなりに年を重ねていくと、心の琴線に触れる終わり方だな、と思う。


ハクソー・リッジ
沖縄戦シーンが口あんぐりになる迫力であることはいうまでもなし。
戦争映画の定番であるブートキャンプなどを着実に押さえつつ。
主人公の宗教観などバックグラウンドを理解しながら再びみたいなぁ、と思う。


□ナイスガイズ
ライアン・ゴズリングのララランドとの振れ幅がスゴイ。
バディものであり、コメディタッチであり、親子ものであり、自分の好きなものがてんこ盛りになっていて◎。
ラッセル・クロウってあんな体だったっけ・・・と思いながら、不器用な男感もよし。


□ギフテッド
天才少女役(マッケナ・グレイス)の子がかわいくて、泣かせる。
数学の証明解くシーンとかギフテッドの描き方とかどうなんだろうとか、
クリス・エヴァンスがあんな生活していて、あんな良い体型維持できるのか?
とかちょっと考えてしまうが、そんなことすらどうでもいい。
教育とはなんだろう、どうすべきなんだろうとまた考えてしまうし、何が大事かという一見自明なこともまた突きつけられる。


ジャスティス・リーグ
画のかっこよさに尽きる(ワンダー・ウーマンが特にいい)。以上。
他のDCユニバース作品をあまりみていないので、今回ジョス・ウェドンが入っていることによる編集の小気味よさが良いという話もあり、これがカッコイイ画をたっぷり堪能できる遠因なのかなぁ、と感じる。

この半年くらいのこと

たかだか半年(6か月間)であるが、備忘録として。
仕事の話はほぼ割愛。


□4月
子供二人が保育園に通い始める。
二人は別々の保育園に通っている(距離は近いのが救い)。
とはいえ、それぞれの保育園の準備・ルールはちょっとずつ違うので、登園時はとくに大変。
自分は二人の登園がメインなので、慣れるまでは大変だった。
毎日オリエンテーリングをやっている感覚。
当然ながら子供も思うように朝動いてくれるわけではないので、忍耐も必要(途中から「ま、いいか」と思うことが重要と考えるようになった)。
毎朝、距離は近いとはいえ結構歩くので、日中の歩数が増えた。
そして体重も減った(9月末までにこの効果が-3kgくらい)
二人ともスムーズに保育園になれたのはよかった。
子供が一番偉い。


□5〜6月
嫁さんが復職。
数年ぶりの復職なので、時短とはいえ結構大変。
そんな中で、5月〜6月にかけて、手足口病や胃腸炎が保育園で流行出すなどカオス状態に。
下の子が手足口病に、二人とも胃腸炎(軽いヤツ)を複数回なるなど、波状攻撃がスゴイ。
これにより、夜中に起きたり、対処する事項が増加し、自分の免疫も低下⇒風邪or胃腸炎というコンボ。
おかげで体重が減る(さらに-2kg)。。
※仕事もいくつか暴れたものがあっていなすのに、ちと疲れる。


□7月
嫁さん・子供も少し慣れてくる。
仕事も沈静化してくる。
人間ドックではA判定が多い。(たぶん健康的になった部分も多いのだろう・・・。)
が、4〜6月の反動から疲労が出てくる。
このあたりが一番半年でキツイ時期かも。


□8月〜9月
8月は嫁さん・子供が帰省するなどちょっと余裕も出てくる。
9月は、子供も自分も体調崩すことも相変わらず多いが、どうにかマネジメントできるように。
家庭でも仕事でも「1つ1つ対応していく/ボトルネックをとらえて解消することが重要」であることを改めて感じる


□総括

  • ここ2年くらい徐々に・・・だけど、さらに家庭へのウェイトが高くなった半年。勤務時間に縛りを入れたり、在宅を活用したり、それ以外にも今までとスタイルを変えて働くことに悩むことも多かった。とはいえ、何をやり/やらないかを試行錯誤することは、この機会に関わらずしたほうがいいことであることに気づく。
  • 基本、ウチは夫婦二人のみで日常はマネジメントしていく環境だが、ピンチ時は遠方の義父母のサポートを得ることもしばしば(とくに義父がパワフル)。ウチより育児環境が大変な家庭は五万といるわけですが、それでも隣の芝生が青く見えることもあったし、結構いろんな意味でツライ部分もあった。
  • とはいえ、うちの会社が在宅勤務を導入していたり、なんだかんだいって環境に恵まれてはいて感謝するべきところが多い。申し訳ない気持ちだけだとマジでキツいので、感謝をするということが大事だと思った(もはや論理的な世界ではないけど、そういう結論)。
  • イクメンとか言えば聞こえはいいけど、その家庭その家庭での最適を考えながらやっているだけ。その選択で得るものもあれば、失うものも飲みこむ必要がある。環境がよいからといって、頑張りだけでどうにでもなるものではない(そしてこれらはワーママがずっと過去悩み進んできたことの一片にすぎないことでもある)。
  • 子供と過ごす時間は必然的に増える。仕事が残っていると焦ることもあるが「現在の時間に集中する/大事にする」ことを心がけるようになる(できていないことが多いが)
  • どこかで「まぁいいや」と思うくらいが自分にはちょうどいいかな・・・とも思っている。
  • あと、30半ばを超えたので、もともとない体力にもっと注意を払ってあげたほうがいいことに気づく。対応事項増加⇒睡眠不足⇒免疫低下⇒風邪・胃腸炎などにかかる等推進力低下のスパイラルになりがち。まぁ、寝ることが大事、ということです。

サピエンス全史

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福


色々と話題になっていた本であり、年末年始のまとまった時間がとれるタイミングで読み始めました。(Kindle版)
前評判通りサクサクと読み進められる展開で、何度か中断したものの仕事始めころには読了。


人類の歴史をいくつかの変曲点(革命)に重点を置きながら辿っていくというのが大筋の展開で、人類誕生〜現在〜そして未来へと進んでいきます。
本書で設定している変曲点は必ずしも斬新なものばかりではないです。
が、変曲点というフィルターを通してイベントや歴史の流れをみることで「気づき」が得られること、そしてそれは現在〜未来への示唆にもつながっていることを改めて教えてくれる。本書の意義はそこに集約されているのでは、と思います。


自分の生きる現在の当然は、決して安定しているコト/モノではないということを改めて突き付けられた感もあり、閉塞した視野を広げること/広げるための行動をとることを喚起することを助けてくれる効用も。


再読、じっくりまた読みたいです。

オーディオ環境を変えた話

今年に入ってからオーディオ環境を変えました。

もともとオーディオには興味がさほどなく、兄のお下がりをずっと使わせてもらっていました。
機種はBOSEこちらで、これにはバズーカウーファーがついております。


もともとクラシック、ジャズ、女性ボーカル曲を流すことが多く、重低音をきかすこの機種とは決して相性がよいわけではないのですが、実家→一人暮らし→結婚(二人暮らし)→子供誕生(三人、四人暮らし)とずっと使い続けています。
今では日々、子供のための曲が延々と流れることとなり、「犬のおまわりさん」や「アンパンマンマーチ」をドゥン、ドゥンと曲調にそぐわぬ重低音とともに流すさまは趣深さすら感じるものがありました。


とはいえ、流石に家族形態や生活リズムが変わってくると、ニーズも変化してきます。単純にCDを再生、という機能だけではちょっともの足りないし、CDをゆっくり選ぶ→かける時間もそんなに無いわけです。

日々感じていたニーズとしては・・・

  • スマホradikospotifyを聴いているけど、スピーカーから流したい(スマホ→スピーカーをスムーズに切り替えたい)
  • 100枚以上ある(これでも整理した)CDが収納スペースを圧迫しているのでこれを解決したい
  • 子供がいるとじっくりCD入れ替えもできないのでスピーディに操作したい

などなど。
とすると、

ことが理想的かな・・・と考えました。

これを踏まえて、以下を導入。

このレシーバーに対してオーディオ用NASをつなぐ。眠っていた無線LANルーターを子機にして・・・と環境を構築していきます。


※なお、スピーカーは定番のコレ。

DALI スピーカーシステム ZENSOR 1 ライトウォールナット ZENSOR1

DALI スピーカーシステム ZENSOR 1 ライトウォールナット ZENSOR1


あとはひたすらCDをリッピング。ちょうど家族が数日家を空けていたので、その間、修行僧のようにリッピング。(その後、CDはディスクユ○オンで売却)

こうして、数日かけてようやく想定していた環境を構築完了。


実際に利用してみると、

  • 家族が寝ているときはスマホでイヤホン→起きてからスピーカーから流す、が非常にスムーズに。
  • なかなか聴く機会がなく眠っていた曲も、検索しやすくなったために気軽にきける
  • スマホからON/OFF、選曲操作できるので非常に便利
  • サーバーからの再生で曲名がレシーバーに表示されるのが意外に好評

となかなかよい感じです。
NASはデータ破損しやすいと聞くので、バックアップしっかりとりたいと思います。。。


※ちなみに長く共にしていたBOSEは兄のもとに戻り、サブ機として元気に稼働しているそうです。

2016年、出会ってよかったもの

1月もとっくに半ばをすぎましたが、今年もよろしくお願いします。
相変わらず更新頻度は少ないですが、ボチボチと更新していければ・・・と思います(これもずっと言っていますが。)


昨年は二人目の子が生まれ、上の子も2歳になり、家庭がにぎやかになりました。
これはこれでめでたいのですが、趣味に当てる時間は少なからず減っていきます。楽器を弾いたり、映画見たり、そういう時間ですね。
なので、スキマ時間の間にどうにか入れ込んだり、そもそも「趣味の方向性を子供の活動と合わせる」ことで楽しんでいたりします。

とくに後者は、子供がいない限りはとらない選択肢なわけで、「おぉ、意外によかった」「こんなによいとは知らなかった」と狭い視野を広げてくれたりします。


そんな中で2016年に出会って・使ってよかったものをいくつか備忘も兼ねてまとめておきます。


1.デジタル一眼レフカメラ
これは「趣味の方向性を子供に合わせる」形で買ったもの。
子供の成長記録や家族の思い出になるので、家族にも役立つ趣味ではあります。
もともとカメラに全然詳しくなかったわけですが、facebook経由でいただいたアドバイスを参考にしながら以下を購入しました。

あまり良いものを買っても飽きたら怖いな、、、という思いもあり、初級モデル。Nikonのこのモデルが重さや扱いやすさで自身の感覚にマッチしていたので選択しました。
おすすめされた単焦点レンズを合わせて購入し、子供を中心に撮っています。

簡単にきれいにボケる単焦点レンズでの撮影に「おぉ!」と感動し、周囲の評判もよく、久々の「良い買い物」でした。
とはいえ、取り回しのよさの面ではミラーレス一眼のほうがよかったのかなー、とか、重さで敬遠していたペンタのほうが後から考えるとよかったかも・・・とか思うこともありますが、これはこれでヨシとしています。


2.カリマー:セクター25

一眼レフを持って子供を出かけるときのために購入しました。
二気室構造なので下の階層にカメラ、上の階層に子供のグッズ、ポケットに小物をいれて活用しています。

そもそもバッグをリュックタイプにしたのは、10数年ぶりで「手が・・・手が開く!なんて開放感!」と当たり前の快感に感動しました。結果、子供連れではないときも使い倒しています。この影響を受けて、仕事バッグもリュックタイプに変更することになりました。


3.fitbit ALTA

fitbit自体は2015年から導入していました。自分だけちょっと朝はやく起きので、目覚ましアラームは使いにくく、リストバンドタイプで振動で起こす機能のあるfitbitは好都合でした。
はじめはfitbit chargeをつかっていたのですが、ラバー部分が非常にはがれやすく、かつバンドと計測器部分が一体型なので修理≒全交換という利用のしにくさがありました。
また、純製のバンドも外れやすく、結果どこかに紛失してしまうという事態に。。。

後継機種のalta(純粋なchargeの後継は今度また出るようですが)は

  • 本体とバンドが別
  • 純製以外のバンドが豊富

というメリットにより、かなり使い勝手はよくなりました。
階段を上った段数をカウントする機能はなくなったり(誤差が大きすぎた? or 需要が少なかった)しましたが、基本機能で十分なので満足です。


4.図書館
子供と遊びに行く公園の近所に図書館があり、よく通っています。
公立図書館・・・ほんと小学生以来くらい通っていなかったわけですが、蔵書も新しいものが入っていたりして感心しました。これは使わないと損。。。
あとは、子供の本のスペースも読み聞かせを考えた作りになっていて、これも使わないと損だなぁ・・・と感じています。


5.ラジオ
テレビをゆっくりと見る時間がなかなかなくなり、家事や作業の合間に・・・というときにはラジオを聴くようになりました。
子供のころから映像メディアに慣れている自分にとって「ラジオ」なんて・・・という意識があったのですが、podcastを聴き始めたことから徐々に面白さにここ数年目覚めていました。とはいえ、どうしてもオンタイムでは聞きづらいので(Youtube経由で聞くこともできますが)面倒さもあり。
そんな中、昨年末からradikoのタイムフリーが始まったこともありより使い勝手が向上。
朝はFMをBGM代わりに流しておいて、何か作業のときはタイムフリーやTBSラジオクラウドで・・・という使い方がメインです。